外構の植栽について考える＠私の頭の中

雑木林のような自然な庭。



先日の行田市で行ったセミナーの際に少しだけ外構の植物についてお話をさせていただく機会がありました。
それ以来、私の頭の中はそもそもなんで庭に植物を植えるのかという疑問に苛まれてしまいました。
1.目隠しの効果
プライベート空間を構成する為に植物は目隠しの効果があります。ポイント的に植物を配置することで視線が分散されるからです。
2.光の調整
室内に入る光の量を加減します。特に落葉樹は夏の強い光を遮り、冬には葉を落とし光を取り入れることができます。これにより室内温度を上げたり下げたりができる訳です。
3.癒しの効果
このが厄介です。なんで癒されるのか。色々考えてみたのですが『生命の誕生した海』、科学的に言うと生命は海で誕生しているので人間は海から来ている訳ですが正直ピンときません。昔過ぎて覚えてません。私の記憶力が悪いのかもしれませんが海を見てもテンションが上がるだけで懐かしさは感じません。
次に『人は森からきた』、森の中に入ると懐かしさや癒しを感じます。きっと猿だった頃に記憶があるのです。猿は主に森の中で暮らしテリトリーをつくりコミュニティーを作ります。ドンピシャなんです。だから庭に植物があることで人は癒しを感じることができるのです。

要は3のことで頭がモヤモヤしていたのですが自分なりに解決した為スッキリしました。
もちろんこの他にも良い要素はたくさんあります。
植栽することで見た目もよくなしますし建物の価値も上がります。
どういった目的で植栽することが大事なんですね。

最後まで見ていただきありがとうございました。
そしてなんだかすみませんでした。

※この記事はフィクションではありませんが私の独断と偏見で構成されております。ご容赦下さい。

田部井章

studioLOOP建築設計事務所