マサル

『体感』

10月28日

午後からユウイチと渋谷に研修へ。
先週の研修と合わせ学んだことを今後活かせればと思います。

3時に終わったので「ギャラリー　間」で開催中の安藤忠雄展へ。
安藤氏の代表作である「住吉の長屋」が1/1模型で再現されていることもあり、以前からどうしても行きたかった展示会です。
　

「住吉の長屋」の玄関です

実物のスケールを体感して、家に住むということについて改めて考えさせられました。

部屋の移動は全て、家の中心に配された中庭を通って行く。
雨の日は傘をさし、晴れの日は太陽の日差しを浴びながら空間（部屋）を移動する。
一見建築家のエゴと言われてしまいそうな空間ですが、竣工して30年同じ場所で同じ人が今も変わらず生活しているという事実がすべてなのだと思いました。

天井高、奥行き、幅、視界、光、風を感じながら生活をイメージしてみる。
住む人がいつまでも新鮮な気持ちで生活できるような家。
そんな印象をうけました。

その他にも有名な建築の模型や詳細図、現在進行中のプロジェクトの状況なども展示してあります。
見ていて面白いと感じたのは、海外のプロジェクトでヨーロッパは再生計画が多いのに対し、中東には大きな博物館が数多く計画されているということです。
世界の経済状況などもこういうところにも顕著に現れているのかと思いました。
海外のプロジェクトも模型が数多く展示してあるので勉強になりました。