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消防団旅行で訪れた松代象山地下壕
第二次世界大戦の末期、軍部が本土決戦の最後の拠点として、極秘のうちに大本営、政府各省等をこの地に移すという計画のもとに、終戦までおよそ9箇月の間に建設されたもので、突貫工事をもって、全工程の約8割が完成したそうです。
全長は10km、固い岩盤でダイナマイトを使いながらの作業は水もろくに使えず、粉じんが落ち着くのを待たずに掘り進めたそう。
この様な作戦が有ったとは知らず、現在でさえ大変な作業を物資も機材も限られる中、命を削って掘り進めたにも関わらず使われる事は無かった地下壕。
歴史に大きくは残らず、何もない穴からも平和の有難さを感じました。
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