|群馬県・栃木県・茨城県・埼玉県・千葉県・神奈川県・東京都で活動する建築家デザインユニット・一級建築士事務所|
埼玉県久喜市の住宅
土地の購入前にどういった住宅が建てれるのか、という希望がありレアなケースではありますが
二つの敷地にて案をプレゼンしました。
一つは北側に遊歩道と川が流れる視覚的な広がりを感じる敷地。
他方は間口9m、奥行き35mほどの住宅に挟まれた敷地。
どちらも100坪超の面積があり希望のお家を建てるには十分な広さ。
ただ土地の価格もあって建物にかける予算は限られており、また水害が起きたときでも被害を最小限に抑えること、が条件。
ハザードマップを見ると3mの範囲となり、建物の成り立ちも施主さんの要望に合わせて自ずと2階が生活の場に。
こういった条件があるとコンセプトも絞りやすくなりますが、
今回は特に地上から距離をとる生活となるためそこに生まれてしまう物理的な感覚のギャップを
どう再構築するのがいいのか。。。というのを一つのテーマとしました。
ただでさえかなりの庭の面積が残ってしまいますから、
やはり外部と内部の一定の繋がりを開口部の配置や視線の先にあるものを利用して感覚的に落とし込む必要があります。
どちらかの土地で決まれば。。。と思いましたが他の土地の検討も含めもう少しお時間が必要な結果に。
敷地が持つ可能性を最大限に引き出すのがデザインの力でもあるので次の候補が見つかったら
足りなかったものが何かをしっかり心に宿して再挑戦したいですね。
クマザワエイジ
studioLOOP建築設計事務所
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